French Blue Meeting 2005 (1)
| (1) 珍車集合 | (2) ライブ | (3) ジムカーナ | (4) クリオたち |

2005年10月16日 長野県茅野市・車山高原において、今年で19回目となるフランス車のお祭り、▼フレンチブルーミーティング2005(以降 FBM に略)が開催されました。

こんなメンバーで行くとは去年誰が予想しただろう。今年のFBMは夏の間に子育てした子ネコ、きんとあんの2匹をクルマに載っけての珍道中。

予報によると天気は雨のち晴。関東は10月に入ってからもうウンザリするほどの雨続きで、ホントに晴れるのかいな?と半信半疑のまま早朝出発。途中かなり雨足が強くなりつつも、甲府盆地に入る頃になって雲が切れ始め、平地が尽きる頃に姿を現す八ヶ岳も、嬉しいことに稜線が見えている。明らかに天気は回復傾向にあり、こうなると現金なもので、山の中腹にたなびく雲も鬱陶しい存在でなく、水墨画のように美しく見えるのが我ながらおかしい。

2匹は空模様など知ったこっちゃ無しで、ネコなのにバナナをムシャムシャ食べたり、焼きイモをかじったり。自分の子育て何か間違ってた?と思わないこともない。

八ヶ岳の中腹に雲がたなびく
水墨画のような八ヶ岳

中央道 最高標高点 1015mと書かれている
諏訪南ICから甲府寄りにある看板

天気が悪くて出かけるのを控えた人が多かったのか、今年は遅めの到着だった去年よりはまだ早い時間なのに、相模湖IC手前の下道でラグナ、中央道に乗ってプジョーをチラホラ見たぐらいで、去年以上にフランス車の姿を見かけず。代わりにアルファ155が2台連なってバビューンと追い越し、一瞬彩りを添えていきます。彼らもどこかでミーティングがあるのかな?

例年以上に地味な中央道ながら、東北自動車道の「これよりみちのく」の標識と並んで、通るたびに必ずチェックする「▼中央道最高標高点1015m」を見て興奮。なんたって早朝海抜0メートルから出発し、じわじわ登って八ヶ岳のなだらかな斜面を今まさにヨッコラショと乗り越えたことが、その瞬間脳内に浮かんでしまうのです。ああ、地図マニアなこの私。そんなときでもやはりネコどもは我関せずで、八ヶ岳の裾野のようななだらかな寝姿で、くつろいでいるのでありました。

さて、先ほどのいなせなアルファ君2台が、走行車線をのんびりマイペースに走っていたクリオV6を発見。すると引き寄せられるかのようにガクッとペースが落ちるのは、ああ、クルマ好きなあなたたち。こっちはあと1時間もすればV6はお腹一杯見られるので、にわかイタフラ車ミーティングの参加もそこそこにお先に失礼〜!

クリオV6の前にアルファ155が2台連なって走っている
にわか路上イタフラ車ミーティング

今年はいつまでも暖かいから蓼科へ向かう峠道の紅葉は見頃までまだかなり早い状態。白樺湖の湖畔から秘密のショートカットコースでビーナスラインに入り、例年通り会場入りする直前にビーナスライン途中にある展望所で休憩。さっきまでの天気がウソのような眺めだねえ。

山々が茶色くなった秋の高原風景
優美な蓼科山(2530m)をやや右手に、標高1410m超の高地にある白樺湖を眼下に望む。左の山裾に、白樺湖畔を経て今通ってきたビーナスラインが白い線状に見える。

会場入りしてはみたものの、下界では雨が降っていたせいか、恒例のフランス車渋滞は気持ちいいぐらいに無し! フムフム、これはきっと朝ゆっくり起きて天気が回復していることに地団駄踏んでる人も多いってことね。ネコの集会もとい、クリオの集会に出るべく、ネコをキャリーに入れてメイングランドまでの坂を下っていくと、反対方向から歩いてくる人の目線がことごとくキャリーに向けられ、まるで珍車に乗ってFBMに参加しているような、なんだかくすぐったい気分になるのでした。

イヌに吠えられたりしつつのネコのお披露目式も滞りなく終わり、2匹は帰るまではクルマの中でお留守番。今日は暑くも寒くもないネコ日和でよかった。これがパチンコ屋の駐車場で、お留守番させるのが人間の子供でなくてホントよかった。


2005年度版 珍車集合




ルノー・アンディーノは▼ミニカーと車とフランスと・・というブログに詳しく書かれているのを発見。ふむふむ、ドーフィンベースのアルゼンチン製だそうな。ボディに対して妙にナロートレッドかつホイールが3本スタッドなのが、素性がフランス車ということを物語っています。一方のルネ・ボネ・ジェットは、のちにマトラが買収してマトラ・ジェットとして販売されていたモデル。アルピーヌにも似た、いやそれよりもさらに繊細な佇まいでとても気に入りました。



シムカ1000クーペは、フィアットがシムカの株式の半分を出資していただけに、フィアット色が濃厚というか、見た目でルーツがイタ車にあることを語っているようで面白い。そして今回見られて最も嬉しかったのはR14。現BMWカーデザイナーでかつてルノーにも在籍していた永島譲二氏が、昔のフランス車のデザインのヘンさについて書かれたエッセイを思い出しました。以下CAR GRAPHIC99-3より

「車全体が逆ぞって見えるバナナ・シェイプのルノー14なんてのもあった」

確かに実車を真横から見れば、極端な表現をすれば∩型の弓なりなカタチ。そしてピーンと張った緊張感ある曲面で構成されたボディ断面は、R18やSuper5と共通したものあり。シトロエンほど露骨にヘンではなく、そこはかとなくヘンというか、例えていうなら独特なチーズ臭さがするのがルノーらしさか。

このR14、辺鄙なところに止められていたのに、また今の日本では背景と同化するかのごとく地味な風情なのに、ハイエナのごとく目ざとく見つけた人たちが群がっておりました。町中ではあり得ないことで、クルマを見るだけでなく、そんな人を含めた光景をまるごと楽しめるのもFBMの良さ。



〜 次ページでは、ライブをレポートします 〜





TOP
Prev French-French East 2005/07 (2)


French Blue Meeting 2005 (2) Next