Spring Meet 2004 (2)
| (1)ワタシのスーパーなカー | (2)NAVIトークは舌好調 |


Renault VelSatis と Scenic RX4 のカタログを開く

出店コーナーで、日本では入手しづらいルノー・ヴェルサティスと、セニックRX4の、共に分厚い本国版カタログが、2冊で合計数百円なのを発見。もとはタダで手に入るモノも、こうゆうところへ来ると1冊数千円のご立派なお方に成長していることが多いゆえ、いつもなら恐れ多くて黙礼だけで済ますのだけど、今回はそのいつになく親近感を覚える立場に狂喜乱舞したいところを、お店の人に悟られぬよう冷静なフリをしつつ購入するのでした。それにしてもクルマ好きが集まるイベント、しかも遅い時間帯にショップ巡りをしたのに、このカタログが残っていたということは、ルノーの人気...(以下略)


トレンドは柔らか色&光り物


フォルクスワーゲン・ニュービートル・カブリオレのベージュ系の内外装色に、ダッシュボード上面の黒が印象を引き締めている
<< VW New Beetle Cabriolet。2種類あるクリーム色系(メローイエロー/ハーベストムーンベージュ)のうち、ハーベストはオートカラーアウォード2004のグランプリを受賞。自動車では珍しいパステル調の割に、大人っぽさが漂う新鮮さが評価されたもよう。



>> Citroen C2。画像ではわからないけど、シート生地は光沢のあるもの。メガーヌの一部のグレードもそうだけど、光り物素材がハヤりみたい。近年はファッション界でもスポーツウェアがオシャレ着として認識されているから、その流れも影響しているのかな?
黒のシトロエンC2は、黒基調の内装にオレンジ系のアクセントがつく



マイバッハの、グレー本革とウッドで構成された内装
ダイムラークライスラーが持ち込んだ、ベンツの親玉風な超高級車 Maybach62。62は全長約6.2mを表し、標準モデル57の後席ストレッチ版。全体の造りが大きく、そばに立つと自分が小人になったよう、と思っているうちはこのクルマに相応しくない証拠か。価格はおよそ5000万円。10年20年落ちでギラギラ感が抜け、味わいが出てきた超高級車ならともかく、これがもし個人持ち込み車両だと 「みてみてワタシのスーパーなカー」 のテーマはあまりにベタになるだあ。


筆をマイクに持ち替えれば口も滑る


マツダ車の前でマイクを使って観客に解説中の関係者イギリス車の前でマイクを使って観客に解説中の関係者
メーカー&インポーター展示ブース訪問ツアー
【左画像】左:吉田由美(カーライフエッセイスト) / 中:佐藤健(NAVI副編集長)
【右画像】左:塚原久(CG副編集長) / 右:川上完(自動車ジャーナリスト)

黄色のニューミニの運転席に収まる小林氏壇上でしゃべるナビトークのメンバー
【左画像】ニューミニに乗り込んだ小林彰太郎氏。
【右画像】一部のかたのしゃべりが舌好調だった、NAVIトーク・ファイル 左:鈴木真人(NAVI編集長)/ 左中:徳大寺有恒 / 右中:舘内端 / 右:大川悠



NAVIトークでは、雑誌では語れないホンネが連発。徳大寺氏がドイツのニュルブルリンクで、NSXプロトタイプを運転中に大スピンをやらかしたというのは軽いジャブのうち。ヨーロッパ人の運転の話になり、イタリア・フランス人は運転が上手くて、おばあさんでも山道をすごいスピードで走る。だけどヨーロッパでも運転が下手くそなヤツがいるんだよねえ。と技術屋志向のTさんがだんだん調子づき...

エンジンパワーが少ないクルマを評価するほうが賢く思われる風潮があるから我々もそうしていたけど、そんなもんパワーがあるほうが面白いに決まってるじゃないですか。雑誌には書かなかったけど、みんなでパワーがあるクルマのほうが良いと言っていましたね。なんて発言まで。

大勢の聴衆を前にしたため気持ちが高揚し、勢いで語ったのか。それともネット時代となり、もはやメディアが情報の特権階級ではなくなったことが、ホンネを引き出したのか。Tさんはしゃべるだけしゃべって、NAVIトークメンバーから外れ、そして去ってゆく...


キレイ好きにも色々あり


ロールス・ロイスが、ボンネット、前後のドア、トランク全てを開けて展示されている
<< CGに連載中の 「福野礼一郎 極上中古車を作る方法」 で、毎回ロールス・ロイスの内装からエンジンまで徹底したレストア作業とノウハウを披露している本人がそのマイカーと共に来場。開けられるところは開けているけど、もちろんお触り厳禁よ。



>> どの隙間を覗いてもツヤツヤしており、これは新車よりキレイかも。ヤレや汚れも、あるがままに美しいと自分自身に思いこませている人間が見ると、クルマの楽しみかたも色々あるなあと実感。運転する楽しみ。磨く楽しみ。クルマを掃除しない屁理屈を見つける楽しみ。
一点の曇りもなく黒光りしているエンジンルーム



ボンネット裏に取り付けられた防音材は、リビングに置くクッションのようなカタチをしている
<< ボンネット裏もピカピカ。防音材は高級車らしいオシャレな形状 (?)。レストアに掛かった時間はおよそ550時間! 幸いこの日は好天に恵まれたものの、もし雨か雪だったら泥はねして汚れるから、来ないんじゃないかと真剣に思った。



>> お帰りになる福野氏。以前氏が率直なルノー批評記事を書いたら、その後ルノーから現地試乗会に招待されなかった件を思い出しました。どうやらルノーは一点の曇りも認めたくないようで、これまた一種のキレイ好きと言えるかもしれませぬ。
ピンクのジャケットに黒のタートル姿の福野氏がロールスを運転して帰るところ



都内の幹線道路でストラトスが信号待ち中
日が暮れて、会場を離れることおよそ1時間。東京の動脈である環状7号、通称環7を走行中に、前方に平べったいシルエットのクルマを発見。Spring Meet で展示されていたランチア・ストラトスだ! 会場では珍しいクルマだらけで馴染んでいたのに、こんなシチュエーションでは笑っちゃうぐらい浮きまくりで、フェラーリやランボより小粒とはいえ、見た目はまさにスーパーカー。

信号の一区間だけ併走したものの、東京の幹線道路だもの。交通量の多さゆえ、いつのまにやら視界から消えてゆきました。ささ、買い物をしに一路スーパーの羊華堂へGO!

見た目どんなに地味なクルマでも、そのときワタシのスーパーなカーに変わる。


− Spring Meet 2004 おわり −





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