アルファ147 ウェルカムパーティー



2000年11月18/19日の両日、東京・お台場近くの Tokyo Fashion Town で、オートトレーディング・ルフト・ジャパン(株)主催によるアルファロメオ147を中心とした発表展示会が開催されました。ちなみにこの展示会は、ウェルカムパーティーと名づけられています。147さん、ようこそ日本へ。では主役を取り囲んでワインで乾杯ーっ。というわけではないので悪しからず。

鉄板は丸みがあるけど、プレスラインはシャープ
丸さとシャープさが同居した147のマスク。最近のイタ車ってアルファに限らずレトロな要素を盛り込んでいるクルマが多いです。そんな状況を見るにつけ、さしものイタリア人もネタが尽きて過去の遺産を引っ張り出してきたんじゃないかと思うわけです。

今だから告白しますが、写真で初めて147を見たとき、「なんだかなあ...」 しかし今回実車を見ると、「意外とイイではないか」 我ながら現金なものだと可笑しくなるけど、ホントにそう思ったんだからしょーがない。実のところそれを確認する意味もあって足を運んだのでした。


ルノースポールキラー ALFA147


Vラインのリアガラス << 145の後継モデルらしいリア。ルノーと比べるとアルファはやはりコーキューシャらしい佇まい。しかも一番安い1.6リッターモデルが228万円。アルファのエンブレムに生息するヘビ、今度は菱形マークを飲みこむか?
>> エンジンルームを拝見。このクルマは2リッターのツインスパークエンジンを積んだセレスピード。ちょっとした色使いが洒落ています。ちなみにヘッドカバーは樹脂製。 シルバーの樹脂に Alfa Romeo の赤い文字
ドアを開けると後続車に注意を促すランプが光る/とぐろ巻くアンテナ << 左:ドアを開けるとドア下端にある赤ランプがピカッ。

右:ショートタイプのルーフアンテナは感度を良くするためか、ループ状に渦を巻いています。




シルバーボディにグレー本革の内装でスポーティかつシック
セレスピードのシフトレバーってカコカコしてゲームセンターのマシンっぽい。

写真を撮って良いかお店の人に訪ねると、もちろんどうぞとのこと。では遠慮なくとばかりにフロントを、リアを、内装を、と調子に乗ってバシバシ撮るものだから、

「いやあ、いろんなところを見てますねえ」

話ついでに外装/内装一覧のカタログを拝見。カタログを見ると、外装/内装の組み合わせが実に豊富。アルファロメオの末端を担うモデルだというのに、革シートだけでも赤/黒/青/グレー/タンの五色もあります。こういうところに手を抜かないのがヨーロッパのクルマだなあ。

買うなら外装はこれで、内装はこの組み合わせが、とアタマの中でイメージがグルグル。ふと我に返って真剣に検討している自分にドキッ。


ラテン車は珍車、奇車の宝庫


黄色のRSはカッコイイというよりカワユイ << 来春マイナーチェンジの CLIO 2.0 RS。本国の排ガス規制強化でパワーダウンは必死とか。買うなら在庫がある今だとお店の人の呪文が。マイナーチェンジ後のスタイルはラグナ2から想像すると...
>> 本日限り ¥XXX の文字が並び、たたき売りの様相を呈しているランチア・リブラ。内装など、うっとりするほどシックだけど、そこはそれノーブルなランチア。そんな境遇にもじっと耐え忍び。 ボンネットの上に特売の紙がドーンと
シルバーボディのMULTIPLA << 6人乗りの FIAT MULTIPLA。90年代から始まったイタ車の爆発デザインここに極まれりといった風情。
>> ムルティプラの運転席。シフトレバーに注目。乗車定員からしてバスみたい。シフトフィールはフィアット車らしく引っかかり気味で一族であることを静かに主張。 ダッシュボードからシフトが生える



ムルティプラのぶっ飛び感覚は爆発というより暴発って感じか。しかしこのクルマの面白さはそのカッコにあるのではなく、見るからにふざけているのに、限られたスペースでいかに沢山の人を快適に運べるかということを大真面目に追求しているそのギャップにあること。

このカタチを思いついた人も凄いけど、これにGOサインを出すフィアットのトップの眼力がさらに凄いと思いマス。さらに元をたどるとこの商品を送り出せる(=ある程度は売れる)のも、カスタマーひとり一人の意識レベルの高さあってこそ。トボケた顔して問題提起するムルティプラってディープなクルマだ。


真面目に遊ぶアウディ


ルーフにまでガラスが大きく回りこむ << 最後に見るのは会場出入り口すぐのところに展示してあったA2。サンルームを背負っているかのようなリアスタイル。夏は暑そう。このクルマって面白いカタチとは何ぞやと真剣に追求しちゃってる風情が漂います。
>> ボンネットを開けるにはボンネットを丸ごと外します(!) ラジエーターの上に飛び出しているのは、ボンネットを閉めたままグリルを開けてオイルと水を補給する注入口とか。ちょっとビックリ。 注入口は普段折りたためるようになっている



このA2、なぜか下回りがスポーツカーのごとき低く、日本の道路では段差で擦っちゃいそう。タイヤとフェンダーの隙間も結構狭い。これが標準なんですかとお店のかたに聞いてもこのクルマは色々な仕様があるかならあ、どうなんだろうと首をかしげるばかり。そこへ147を撮影していたときに 「いろんなところを見てますねえ」 と声とかけた人が登場。

「タイヤとフェンダーの隙間は撮らなくていいんですか?」

思わず、あとずさりしながら会場を出ました。


― アルファ147 ウェルカムパーティー おわり ―





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