湘南ひらつか七夕まつり


2000年7月上旬、神奈川県平塚市で毎年恒例の、関東では最大級の七夕祭りが開催されました。

今年は祭り期間中、7月としては珍しい台風接近の影響で、一時は竹飾りを撤去したりと、関係者も一苦労だったようです。この日は台風一過、星空も見えて七夕祭りにふさわしい熱気溢れる夏の夜のひとときでありました。

七夕祭りメインストリート
夜9時を過ぎても人・ひと・ヒト


織り姫・彦星も逃げ出す絢爛さ


信号機と並んだ飾り
お祭りの間は信号機もお休み
からくり人形のお姫さま
平塚の人はこのお祭りに人生を賭けているんじゃないかと思えるぐらい盛大かつ凝った飾りつけです。
恋人たちの鐘が釣り下げられている
祭りのどさくさにまぎれて 「恋人たちの鐘」 なるものが。パパとその娘さんが鳴らしていました。人様には言えないご関係?

桃からスッポンポンの桃太郎がババーンと登場もうなんでもあり、なんでも飾ってしまえ〜

桃太郎も素っ裸で大サービス。その隣はシンデレラ嬢で、さらにその上にはミッキーマウスが。もう和も、洋も、キャラクターの意味も、へったくれもありません。使えるものなら何でも巻き込んでやろうという、ただならぬ意気込みを感じさせます。さすが文化の融合にかけては貪欲な日本ならではの光景に、アメリカ人も訴える気力を失います。世紀末日本を象徴する、なんでもありなお祭りに私もついついハイな気分に。

あれ? 何のお祭りだっけ。

イタリア国旗とフランス国旗がぶら下がる。
ああ、やっぱりここでも。イタリア人・フランス人も唐突にかり出されて、え?何の関係があるの?と戸惑いを隠せません。いや、お祭り好きなイタリア人は大興奮。
制服を着た犬までぶらさがる。
犬のおまわりさん。困ってしまってワンワンワワン。ワンワンワワン。と、ただただ傍観するのみ。
小学校の生徒による素朴な短冊飾り
こんな昔ながらの竹飾りを見て心機一転、理性を取り戻します。ふぅ...



七夕は元来日本では盆迎えの行事だったものが、今から1000年以上前に中国の星神の信仰と結びついて現在のカタチになったらしいとか(竹を使うのが一般化するのは江戸時代以降)。お祭りの由来からして日本のものと外来のものが折衷されているというわけです。そう考えるとこのお祭りのごちゃ混ぜぶりも実に伝統に従ったものであると言えます。ホントか?


心の隙間を埋めさせて


祭囃子が終わった直後にハイ!記念撮影
地元平塚、太鼓たたきのいなせな若人衆。
おかめひょっとこがぐるぐる回る
動画でお見せできないのが残念。からくり仕掛けのおかめひょっとこが、横に並んだり背後に隠れたりと何ともユーモラスな動きをしています。
短冊が貼られている
鈴なりの短冊。人の数だけ、星の数だけ願いはあります。
もてもてになりたい おねがいします ゆうたより
数々の短冊の中でもゆうた君の願いは切実です。



歩き疲れて公園のベンチにて一休み。隣のベンチに座る浴衣姿のうら若き女性組にこれまた若き男子組が歩み寄り、さかんにお誘いの言葉が。また、屋台を片づけていた若い男子2名の会話が一瞬聞こえ、「メシ食ってからナンパする?」 ナンパという行為が風呂などと同じごく日常的なものであることをうかがわせてなんとも微笑ましいことです。地上に降り立った現代の織り姫さまと彦星さまの間に流れる天の川には近代的な橋が架かり、行き来が大変楽になりました。

夜空には半月が
平塚の今宵はまだ始まったばかり


− 湘南ひらつか七夕まつり おわり −





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