RENAULT Lutecia 16V 編



クルマ選びは楽しや

保険会社からクルマが全損扱いかどうかまだ連絡が来ていないにもかかわらず、全損の確信をした私め、速攻で次なるクルマの候補をリストアップしました。

● ALFA ROMEO 145 1.8 16V (まだ正規輸入される前の頃です)
● PEUGEOT 106 xsi (日本上陸直前でした)
● RENAULT Lutecia 16V (ディーラーがフランスモーターズになってから、雑誌広告は見ても現車を見ないんですけど。売ってるの、このクルマ?)
● PEUGEOT 205 GTI (新車はもう無いので中古の、1.6 or 1.9パワステ付を。何となればもう一度乗りたい。それほどこのクルマに強烈なキャラクターを感じてました。)

上記のクルマの面々を見ると我ながらハマッているなと思う次第です。


試乗するも衝撃走る

205を除く新車の3台はいずれもすぐには試乗車の用意が出来ないと言われ、待つこと数週間。この間に205は全損確定。結局106とルーテシア16Vの試乗会が同じ週末に重なり、両方を乗り比べしてみました。

まず土曜日に黒いルーテシア16V。乗った第一印象は、ボディがカッチリして緻密な感じ。205と比べると大人のGTカーといった乗り味で、クラスが1クラスも2クラスも上に感じ、ホットハッチというにはまとも過ぎて少し物足りない気が。しかしシフトフィールは、ああ懐かしやサンクと同じ。角を曲がるとホットモデルとはいえ、じわーっとしなやかにロールして、コシがあるのに滑らか、しっとりルノーテイストと一番印象に残った点。しかし新車登録後400kmしか走っていないパリパリの新車で、エンジンがあまり回らないところは、ちょっと期待外れ。

そして翌日マイアミブルーも美しい106の試乗。雑誌を見る限りではド派手な内装の黒と赤の迷彩模様も、現物は不思議とシックで美しい。こちらも乗ると205とは違ってボディはカッチリ。同じプジョーとはいえ、設計年次の違いを痛感しました。エンジンフィールもディーラーで慣らしをしたとのことで、軽快でルーテシアより軽く回ります。全体的に小さな塊感が強く、シャキシャキしたはしっこい印象を与えるところは205GTIと同じです。シフトフィールは、205の結構好きだったストロークの長いグニョスコ?したのとは全く異なり、わりと特徴の無い感じだったのは残念。

何よりこの2台、洗練度は205とは比較にならないレベルで、正直いってショックでした。ちょっとまともなクルマになり過ぎたのでは?と思ったのですよ。それでもルーテシアはサンクに、106は205のフィーリングに近いと感じました。やはり血は争えないのかな。

この2台が205と比べて欠けているものってなんだろう、と考えるとダイレクト感なんですね。工作精度・技術の進歩で、各メカニズムがスムーズに動作すると。これは機械の洗練度と引き換えなんだろうなぁ。

2枚の注文書の狭間でゆれる心

結局チョイスしたものは

さてどうする、205に戻るか?と誘惑されつつもそこはそれ、新しいモノ好きの血が騒ぎ106かルーテシアから選ぼうと決意しました。この時はこの3台で頭が一杯になり、145はすでに視界から消え去っていました。そしてわかりやすい機敏さ、軽快さで106だなーと傾きかけるも、逆にもっとルーテシアのことが知りたいとの思いが断ち切れず、一転してルーテシアに決定。

クルマを注文をしたのが4月。当初ディーラーの話では2ヶ月程で納車になりますとのことだったので、6月の終わり頃、遅くても7月中には乗れるかなと思いきや、なんのなんの。8月を過ぎても全く音沙汰なし。結局10月に入ってようやく自分の元へとやって来ました。

先の見えないなんとも長い長い半年でありました。やれやれ。


敗者復活戦ならぬ廃車復活遷

ルーテシアの納車を待つ間に、保険会社からの代車の期間が過ぎてしまいます。そこで実は廃車となっているはずの205を、ルーテシアを購入する交渉過程の成り行きで無料でルノーのディーラーで復活させてもらいました。

落っこちたナンバーをくくりつけ、右ドアが完全に閉まらない状態を何とか閉まるようにして、整備不良車扱いされないぎりぎりのレベルまで直してもらいました。外れかかったオーバーフェンダーはボディに密着させたものの、リアフェンダーとか後ろはボコボコのまま。

日本人は見て見ぬふりをし、イタリア人は身をのり出し、ドイツ人なら通報しかねないこの205を半年近く乗りました。でもあれを直すほうも直すほうだけど、乗るほうも乗るほうだよなぁ。使いきれるまで乗ると言う意味では、究極のエコカーだ。

そしてルーテシア納車の日にディーラーとはまた別の自動車屋さんに205はドナドナ。その足でルーテシアを引き取りに。3台目となるフランス車との暮らしが、ここに始まるのでありました。





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