RENAULT Super5 GTS (1)編



フランス車デビュー!

そして月日は流れ去り、以前から気になる存在のラテン車を、恐いもの見たさ、もとい楽しそうということで買うぞと決意しました。実はその頃知り合いがシトロエンBXのブレークに乗っており、それが私の心に火をつけたようなものでした。

で、フランス車初体験がそのBXだったのですが、乗った第一印象はオーナーには内緒でしたが...なんかボロい(笑)。でもBXの名誉のために言っておくと、そう思いつつもクルマが発するオーラみたいなものの虜になったのも事実です。そして候補は

● RENAULT(Super)5 GL,GTS,GTX
● CITROEN BX16TRS(のMT)
● AUTOBIANCHI Y10 touring,Nero speciale,fire LX
● AUTOBIANCHI A112 ABARTH
● FIAT Ritmo ABARTH 130TC
● FIAT Panda 1000CL(CL i.e.)
● FIAT Uno 60S,70SL,75SX
● VOLVO 480 Turbo (ラテンではありませんが何故か候補に)

しかし、やはりと言うべきか初志貫徹ルノー5に決定!

RENAULT5GTS
RENAULT 5 GTS

ルノー5GTS スペック
カタログデータ ちょっと一言
型式 ルノー・E-403  
全長 3590mm  
全幅 1590mm  
全高 1380mm  
ホイール
ベース
2405mm  
トレッド
前輪
1335mm  
トレッド
後輪
1295mm  
最低地上高 130mm 一見下まわりのクリアランスがありそうに見えて、その実、車止めにフロントから入ると、タイヤより先にサブフレームにガ〜ン(結構響きます。駐車場のヒーローだ?)
車両重量 760kg この軽量さが運転の楽しさにつながっていることは間違いないでしょう。それでいながら地に足のついた、ハイスピードでも抜群の直進安定性、最良な乗り心地。
乗車定員 5名  
エンジン 水冷直4OHV横置 縁の下の力持ち的存在ですが、回されるのは結構好きみたいです。さすがはラテンの車。
内径×行程 76.0×77.0  
総排気量 1397cc  
圧縮比 9.2  
最高出力 68ps/5250rpm 数値的にはショボいですが、車重の軽さもあって必要十分なパワー。
最大トルク 10.8kgm/3000rpm  
燃料供給
装置
キャブレター いまどき(90年代前半当時)キャブ車(手動チョーク)! しかし大衆車ということもあって扱いは至極簡単。
燃料タンク容量 43リットル やたらと正確な燃料計のおかげで、最後の数リットルまで自信をもって使えました。
最小回転
半径
5.2m コンパクトなボディのわりには、いまいち小回りが効かないぞ。しかもノンパワステ、おまけにロックtoロックで4回転もする。左折が忙しい印象が残りました。高速度域寄りのセッティングになっているということなのかな?
最高速度  
操縦装置 ラック&ピニオン式 ラック&ピニオン式といえばキビキビしているはずが、ステアリングを回してから鼻先が動くまで1テンポ遅れる感じです。限界が高いわけでもないですが、テールハッピーなプジョー系に比べて限界域での挙動が自然でわかりやすい。
懸架装置(前輪) マクファーソン
ストラット式
独立懸架
 
懸架装置(後輪) トレーディングアーム+トーションバー式独立懸架  
スタビライザー形式(前/後) トーションバー式  
タイヤ
(前/後)
165/65R13 このタイヤサイズを見ると、最小の投資で最大の効果という言葉を連想します。(MICHELIN・MXLが付いていました。)
主ブレーキ形式 2系統油圧真空倍力式(右前・左後/左前・右後)  
ブレーキ(前輪) ディスク  
ブレーキ(後輪) リーディング
トレーリング
 

とても希少なGTS

なぜGTSにしたのか

日本に輸入されたサンクはバリエーション豊富なのに、なぜマイナーなGTSというグレードを選択したのかというお話をしましょう。まず、とにかくMT(マニュアルトランスミッション)車に乗りたいということでした。オーバーフェンダー・スポイラーで武装したGTターボもカッコイイけれども、当時は性能的にそこまでは要らないと考えていたし、シンプルなカッコ良さが際立つノーマルグレードにより惹かれました。ならば87年以前の本当のオリジナルデザインのフェイズ1を選べという話も...

まぁそれはさておきGL(下記注も参照)がもっともサンクのエッセンスが凝縮されているとは思いつつも、やはりGTS、GTXのサイドサポートがしっかりして作りの良さそうなシートがいいなと。そして中古で探していると程度良好なGTSを発見。しかも色が自分の一番好きなブルーオゾン! で、結局GTSなのです。

(注)
その後、90年モデルからサンクFIVEという、まさにサンクの中のサンクとでも言うべきモデルが出ました。しかし5(サンク)でFIVEとなんともまぁ人を食ったようなこのネーミング、いかにもフランス人の考えそうな、その中でも最もルノーがやらかしそうです。って、もうやらかしたんだけど。

保守的なふりをしつつ、時折あっと言わせる行動に出る、ある意味ルノーの最もルノーらしい一面、ここに(も)あり。


ちなみにこのGTSというグレード、シートのテキスタイルはヘリンボーン柄の薄いブルーグレーで、左ハンドルながらパワーウィンドウが付いていませんでした。そんなわけで高速道路の一人乗りは大変だったのは言うまでもありません。

パワステも当然のことながらこのグレードには、もれなく付いていませんでした。勿論エアコンは付いていましたが、効きが今一つだったので、今から考えるとエアコンが無くても、パワーウィンドウが付いていたほうが良かったんじゃないかと思います。

リアスタイル。この研ぎ澄まされたチープさを魅力と化しているわけで、わびさびに通ずるものがあり

平凡の中に潜む非凡

マルチェロ・ガンディーニ作のこのスタイル、本当に素晴らしくそして好きでした。直線基調なのに全体的には柔らかいタッチで未来的。あぁこのカタチってスーパーカーの遺伝子が入ってるよなぁと、いつも思っていました。単純極まりないカタチのように見せかけて、その実、非の打ち所のない造形美。見た瞬間カッコイイ!というのとは、また違う種類のカッコよさ。マルチェロ・ガンディーニのデザインしたクルマ達は、時代/流行を超越したところに存在するかのようです。





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